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2017/08/19

百田尚樹『戦争と平和』新潮新書

読みましたよ!
戦争と平和 (新潮新書)百田 尚樹 
「戦争と平和」 (新潮新書) 百田尚樹

「永遠の0」は文庫本になってから読んだんやけど、何と最初の「ゼロ」は2006年、もう10年以上も前に出てたんやね。それから累計で450万部以上売れてるらしい。とんでもない数字やと思います。

百田さんの今回の本はタイトルは固いけど、いつも通りめっちゃわかりやすいです。もともと百田さんはテレビの世界で放送作家としてやってきはったから、いわゆる「ウケる言い方」というのはようわかってはると思うわ。せやけど、お笑いにしても何にしても結局最後は中身がないと続かへんということも知ってはるんとちゃうかな。

50歳を前にして、ご自身のお父さんが亡くなりそうだというときに戦争の話を聞いて、戦争を知る世代がどんどん亡くなっていく今、話を残しておきたいと思いはったそうです。ゼロは映画にもなったけど、それも見に行きましたよ。よかったです。

今回のこの本も、難しい言葉を使わず、丁寧に話すような調子の文章は、さすがにテレビの世界で勝負してきはった人やな、と思います。

印象に残ったことをいくつか。
日本人は戦争には向いてへん民族なんとちゃうか、というのは説得力がありました。私もそう思います。お人好しで性善説に立つ日本人は、いまだに戦争に負け続けてるやんか、と。

あと、「日本人は最悪のことを考えたがらない」というのもようわかります。隣に核兵器を持つ国がありながら、日本で「核シェルター」を持ってる家なんて、数えるほどしかないんとちゃう?
まあ日本人は地震にしても、おきてしもたらしゃーないな、と考えてしまうところは確かにあるわなあ。

あ、つまり、戦争中の作戦にしても、もし失敗したらどうするかということを考えへんかったらしい。せやからインパール作戦での戦死者は実は戦闘で亡くなった人よりも、退却中に餓死したり病死した人の方が圧倒的やったそうです。作戦がきちんと成功した場合の食料やら装備?しか考えてへんから、うまくいかへんかったときには悲惨なことになった、と。

あと、護憲派の人たちについて。これはよく言われることやけど、特に「9条を守れ」という人たち、あれはもう論理で説得できるもんやない、と。「9条を守っていれば戦争にはならない」と「信じる」ことが大事、つまりは宗教の域に達してるということです。せやからもう議論にならへん、と。確かにその通りですね。

私は百田さんの本は『海賊と呼ばれた男』『カエルの楽園』『大放言』『今こそ、韓国に謝ろう』を読みました。ネットやテレビでもいっぱい発言してはるから、影響力は大きいと思います。サヨク界隈からはめっちゃ嫌われてるみたいやけど、そりゃあホンマのことをバンバン言われたら都合の悪い人がいっぱいおるからやろねえ(笑)。

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コメント

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No title

>私もそう思います。お人好しで性善説に立つ日本人は、いまだに戦争に負け続けてるやんか、と。

日清、日露、一次大戦はどうなりますか?

Re: No title

> >私もそう思います。お人好しで性善説に立つ日本人は、いまだに戦争に負け続けてるやんか、と。
>
> 日清、日露、一次大戦はどうなりますか?

コメントありがとうございます。
日清、日露は明治時代ですね。この時代の日本人はしっかり危機感も持ってたし、日本人としての気概も持ってたんとちゃうか、と思います。
昭和の大戦はいわゆる「官僚制」の悪いところが出たんとちゃうかな、と最近では思います。