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2018/02/05

秀吉の朝鮮出兵

パンチ小
 またまた大川周明「日本二千六百年史」の話に戻ります。昭和15(1940)年に出されたこの本の中で、大川周明は秀吉の朝鮮出兵について書いています。何と、当時でも秀吉の出兵について非難する人がいたたしく、「形式的儒教道徳に囚われた日本本来の精神を忘れた儒教文人は、多く豊太閤の征韓を非難せんとしている。」と。

 それに対し、「日本精神の真実相は、統一の意志、支配の意志、而して優越の意志である。」「最も優越せる者が、支配者たり統治者たることは彼(秀吉)にとって自明の道理であった。」と大川周明は書いています。こんなことを書くとほらやっぱり秀吉は膨張主義、侵略主義で、大川も一緒やんか、と言われそうやね。せやけど当時、全世界はスペインを始めとする西洋列強に侵略され尽くしていて、いよいよチャイナ大陸も虎視眈々と狙われていたことは確かです。

 この辺の話は実はねずさんのブログでとてもわかりやすく書かれています。秀吉がわざわざ朝鮮半島に兵を出したのは、実は彼はとても正しく世界情勢を理解していたので、究極的には「いかにして戦(いくさ)の世を終わらせ、太平の世を築くのか」という雄大な世界戦略を持っていたのだといいます。そして、その実現は実は武力でしかなし得ないことを、西洋列強のとんでもない侵略を見て感じていたようです。だからこそ、当時衰え始めてた明が西洋に征服されたら今度は日本が危ない、ということを一番わかっていたのが秀吉やったということです。

 ただ、秀吉にしても、その前の織田信長にしても、皇室の尊厳は自明のこととして、とても大切にしていたことを大川周明は評価しているようです。あと大川周明は天皇は「天神にして皇帝」という言い方をしてはりますね。

 あと、ねずさん的に付け加えておくと、いずれにしても朝鮮半島は当時、そもそも国家としての体をなしておらず、ただひたすら強うそうなところに従うだけやったということです。500年経っても1000年経ってもあの国は同じなんやね。あ、今もやんか。アタマ痛いわあ。

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