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2018/03/03

まだ言うか?「天皇の戦争責任」

走る小
 実は私は学生時代はサヨクチックな人間でした。井上清の『天皇の戦争責任』もちゃんと買うて読みましたよ。あ、年がバレるか(笑)。まあその本をどこまで理解できてたんかはわかりませんけど、天皇という権威に対して異を唱える、タブーに挑戦する、というのが何となくカッコええ、という若者にありがちな気分やったんやと思います。まあ何事も疑うて真剣に考える、というのんは若者の特権かも知れんけど、ええ年していつまでも「反権力」ばっかりゆうてる今の「リベラル」の人たちもある意味情けないですね。

 あ、話それた。で、私はこの「戦争責任」は、天皇に限っては、あるとかないとかの話を超越してると思います。言い換えると、「戦争責任」の話は意味がないと思います。

 開戦の詔書を見てみましょう。
<今ヤ不幸ニシテ米英両國ト釁端ヲ開クニ至ル洵ニ已ムヲ得サルモノアリ豈朕カ志ナラムヤ>
(今や、不幸にして、米英両国と争いを開始するにいたった。まことにやむをえない事態となった。このような事態は、私の本意ではない。)

<米英両國ハ殘存政權ヲ支援シテ東亞ノ禍亂ヲ助長シ平和ノ美名ニ匿レテ東洋制覇ノ非望ヲ逞ウセムトス剰ヘ與國ヲ誘ヒ帝國ノ周邊ニ於テ武備ヲ增強シテ我ニ挑戰シ更ニ帝國ノ平和的通商ニ有ラユル妨害ヲ與ヘ遂ニ經濟斷交ヲ敢テシ帝國ノ生存ニ重大ナル脅威ヲ加フ>
(米英両国は、残存する蒋介石政権を支援し、東アジアの混乱を助長し、平和の美名にかくれて、東洋を征服する非道な野望をたくましくしている。あまつさえ、くみする国々を誘い、帝国の周辺において、軍備を増強し、わが国に挑戦し、更に帝国の平和的通商にあらゆる妨害を与へ、ついには意図的に経済断行をして、帝国の生存に重大なる脅威を加えている。)

 つまり、戦争を始めるのは自分の本意ではないけれども、意図的に経済断交をして脅威を加えてきたから開戦したんや、ということですね。これが全てやんか。

 あと有名な話に、開戦3か月前に戦争を決意した時の御前会議で天皇が明治天皇の御製を全員に披露され、各自に意見を問われたそうです。その歌は本来は
「よもの海みなはらからと思ふ世になど波風のたちさわぐらむ」
なのですが、この会議では「波風」を「あだ波」とわざと変えて、会議の場でご自分が書かれたメモを見ながら2回も繰り返し朗読されたそうです(ネットでは「荒波」としているのも一部ありますが)。

 これを聞いて、全員が粛然となったということです。「あだ波」とは、思慮の浅い者が立ち騒ぐような軽薄な様を言うそうです。つまりは「今や日本を取り巻く状況は、波風どころか、あだ波になってしまっている、この危機的状況をしっかり認識しなさい」ということなんとちゃうか、と私は解釈しています。つまり、みんな、しっかり覚悟を持って国を護るために決意しよう、ということかと。

 「御製の読み替え」の話は事実やのに、TBSが平成20(2008)年12月24日に放送した「シリーズ激動の昭和 あの戦争は何だったのか 日米開戦と東條英機」ではまったく伏せられているそうです。戦後の似非保守の人たちや、「リベラル」な人たちは、天皇を徹底的に「平和主義者」にしておきたくて、それに対して「軍部」が暴走した、という話にしたい、という意図がある、ということです。

 ちなみにその人たちと言うのはたとえば半藤一利さんとか、保阪正康さんのことです。「日本は軍部の暴走により、世界制覇の野望を持って領土的拡張を図るため、自ら侵略戦争を仕掛けた」というストーリーにしたい、ということです。
 「戦争責任」の話にまだつながらへんわ。続きはまた明日。

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コメント

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終わりのない自衛戦争

「開戦の詔勅」は、義務教育の歴史教科書に載せなければなりません。いきなり真珠湾攻撃で始まったでは、わけがわかりませんから。日本がばかなことをしでかしたとしか見えません。田原総一郎とか、あのグループはその上書きばかりやっています。

私自身も、開戦の詔勅を学生のときには意識してませんでした。というか、知りませんでした(苦)
知ったときは、腹が立ちました。真珠湾とセットのように、終戦の玉音だけは、繰り返ししつこく聞かされてましたから。
左翼の策略にまんまとひっかかっていたことを否定できません。

詔勅には、明らかに、シナは好んで戦乱を長引かせ、英米はこれを支援してシナ大陸の利権を得ようとしました。昭和天皇は、やむをえず自衛戦争を戦うと述べられています。

愚かな蒋介石は、自分の支配欲を満たすために、米英の代理戦争を行っていました。嫁の宋姉妹を使って、米国一般市民の同情を買う宣伝工作もしています。こういうときは、女性を使うのです。
そのあげくに、最後の仕上げのときに、毛沢東に漁夫の利を与えてしまうのですから、とんまですね。

平和を愛する日本の自衛戦争は、形を変えて現在も続いています。

Re: 終わりのない自衛戦争

コメントありがとうございます。
> 「開戦の詔勅」は、義務教育の歴史教科書に載せなければなりません。いきなり真珠湾攻撃で始まったでは、わけがわかりませんから。

・・・・まさにその通りですね。「真珠湾は卑怯な攻撃」しか教えられていませんね。今やルーズベルト自身が日本海軍が真珠湾に向かっていることを知っていたことが証明されていますからね。まあそれを知らなかった日本も情けないですが。今大事なんは、日本はなんで戦争に負けたんかをしっかり知ることですね。