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2018/09/29

日本人について考えさせられた宗教観。そして正直、正義、人の道。

自転車小
 昨日の産経新聞に嬉しい記事がありましたので紹介させていただきます。

 ピーター・フランクルさんの話、「話の肖像画」というコラムの連載物です。フランクルさんはユダヤ系ハンガリー人。数学者・大道芸人ということです。幼少時から数学を勉強して国際数学オリンピックで金メダルを獲って学者になったと。昭和57(1982)年の初来日以来ずっと日本在住、一頃、テレビにも出てはりましたね。

 数学の勉強の傍らジャグリングを習得して、ハンガリーサーカス学校で大道芸人としての国家資格を取得したそうです。日本ジャグリング協会の名誉理事も務めるとか。まあ何とも多芸多才な人ですね。もう日本に永住すると決めはったそうです。祖父母がナチス・ドイツによって強制収容所で殺されたという悲惨な過去もあります。

 私がこの記事で嬉しかったのは次の部分です。
<日本人の宗教観も素晴らしい。困ったときの神頼みと、試験前に神社へ合格祈願に出かけたり、良縁を願って出雲大社へ詣でる-。クリスマスにケーキを食べ、大みそかに除夜の鐘を聞き、正月に無病息災、家内安全などを神社仏閣でお願いすることが一つの行事になっている。神道を大切にしながら、人が亡くなるとほとんどが寺から戒名を受ける。一つの宗教に縛られません。>

 まあ日本人の宗教観についてよく言われることを、「外人」の視点で簡潔にわかりやすくまとめてくれてはりますね。

 そしてもう一つ。
<来日して初めて、人と一緒に仕事をすることを楽しく感じました。日本人はけんかを避けて和を重んじます。江戸のけんか両成敗という考え方を背景に、相手と距離を取り、違う意見には話題を変え、うまくけんかを避けます。親密な間柄では意見を述べ合って立派な関係を築きます。外国では無駄なけんかが絶えません。>

 うんうん、そうやな。でもフランクルさんは、今の日本はちょっと閉鎖してるように見える、もっと海外への関心を高め、若者は留学すべき、と言うてはります。わかりますね。

 そしたら同じ昨日の産経新聞の「正論」に、新保祐司さんの記事が出てました。本題は、改元を機に紙幣の肖像を変えたらどうか、という提案なんですが、考察にあたり、内村鑑三の『代表的日本人』を参照し、その中の、中江藤樹のエピソードを取り上げます。

 ある武士が旅の途中で雇った馬の鞍に、数百両を結び付けたままそれを忘れて旅立ったところ、馬子が武士を追いかけて返しに来てくれた、と。しかも謝礼は固辞して草鞋代だけはください、と。驚いた武士が、なぜあなたはそんなに正直なのか、と問うたところ、

<そうすると、「中江藤樹という方が、私ども村人にこのようなことを教えて下さるのであります。その方は仰(おっしゃ)います、人生の目的は利得ではない、正直である、正義である、人の道であると」と答えたのである。ここには人間の道徳の真の源泉がある。道徳教育の問題は、表面的な議論で済ましていい問題ではない。例えば中江藤樹という「村落教師」の偉大さを想起することが必要なのである。>
 ここで新保祐司さんは、中江藤樹を千円札に、と提案してはります。

 コピペばかりで申し訳ありませんが、日本人やったらわかりますよね、ここらへんの感覚。昨日はそういうわけで、日本人について考えさせられた日でした。


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コメント

非公開コメント

日本人の宗教観は私も好きです。西洋の争いの歴史を知れば宗教対立ばかりですから何と馬鹿げたことと思います。自分の信じている神が唯一神で他の宗教の神は認めない、野蛮人であるという見方。カソリック教国がアジアやアフリカを植民地にして行った過程もそうです。有色人種は野蛮人なんだから何をしてもいいという選民意識だったと思います。

留学は今、どこの国なら安全なんだろうと言うくらいに先進国であればあるほど移民や難民で溢れかえっていて、いつテロが起きるかもと思うと旅行に行くのも不安なのに日本に居るのが一番安全な気がしますね。もうヨーロッパの惨状をネットで知ると移民難民受け入れてる国は嫌ですね。ハンガリーがEUの移民難民押しつけを拒否してるらしく今回の記事「無敵の太陽」でもその事を取り上げてらしたのでハンガリーとかチェコなら安全かも知れません。

前に取り上げてらした戦後のWIGPプロパガンダや教育で戦前からの日本人の在り方と戦後の日本人では断絶が生じてしまったと思います。ま、GHQが引き入れた異民族を日本のあらゆる組織に蔓延らせてしまったことは気づかない内に侵食されたとは言え甚大だと思います。グローバリズムはいけません。利用されるだけですから。どんなに差別主義者と言われようが守るべきものは壊されないように頑固でなければ。日本を愛せない人なんて要りません。

Re: タイトルなし

彩希 さん、コメントありがとうございます。
ヨーロッパの人たちは昔から痛い目にあってきたはずやのに、今もまた外から来た人たちに悩まされててるやなんて、ホンマかわいそうな人たちですね。

日本人として・・

>人生の目的は利得ではない、正直である、正義である、人の道であると

 この詞に、総ての宗教が目指す人々の目標の集約が示されていると、
思います。
要するに、世界の皆さんが崇め奉っている神さんの言いたいことは
この詞に尽きます。

世界にこの詞を体現されているヒトはいかほどか・・・・?
首をかしげることばかりですね。失礼を承知で申し上げますが、
どうでもいい礼儀やら、格式やら、しきたりなどの付加的行為
ばかりを重んじているお姿ばかり。

正道を歩む民には、この世を生き残ることは困難を極める事
と感じます。
正道よりも悪道、邪道を歩む者の方が圧倒的に多く、そして異様に強い。

勧善懲悪モノのドラマやアニメで、「世の中に悪の栄えた例なし」
という科白を、昔よく耳にしましたが、多くの知識を持つにつけ
『嘘だな。』と認識するようになり、善人は滅ぼされ、世界に残るのは
程度の差こそあれ、狡賢い悪人ばかりなんだろう。

「地獄」とはこの世の事を示しているのか、という認識を
持つようになりましたよ。

過日、「香港でユダヤ財閥の反日宣言炸裂」という神戸新聞記事の
見出しをコメントしました。
彼らにとって、日本人のような類の民族は彼らの世界制覇支配の達成に
おいては非常に邪魔な存在となるがゆえに、ねつ造でもなんでも利用して、
撃ち潰すに相応しい悪玉国として喧伝されましたね・・

戦火に塗れ、敗戦後は軍事力と云う手足をもがれた無力な貧しい善人に
なり果て、揚句、自虐史観、愚民教育などにより日本国衰退、破壊への途
を歩まされて来ています。

その戦火の中でも日本人の眩いばかりの善性は、東南アジア諸国に
独立の希望の光を灯せたことの成果を得ることができました。

人生の目的を「利得」とする種類の人間はこの現世界では
圧倒的な数と力を持つ。

正道の善人もエスパーではございませんので、現実的な武力、
軍事力を併せ持つ立場にならねば、ただの間抜けなお人好し、
で終始しちゃいます。

彩希さまが仰るように戦後GHQが引き入れた異民族
による、虫食いだらけの枯葉のような国体になり果てる前に、
日本人の善性を輝かすことのできる時代を切り開きたいものです。


Re: 日本人として・・

日本国民 さん、コメントありがとうございます。
うーん、考えれば考えるほど滅入ってきますね。
ただ最近思うんですが、日本のアニメや、それこそハリウッド映画やディズニーかて、勧善懲悪、ハッピーエンドの方が人気がありますやん?
人間はもともと「善なるもの」に惹かれるんや、と誰かが言うてはったような気もします。
まあ自分自身かて、とても「善人」とはよう言いませんけどね(笑)。
明らかに「悪い奴」は滅ぼしたいですね。