戸籍謄本、住民票、マイナンバー、悪いことしてへんかったら簡単に出せるやろ。
2018年12月11日 公開
わけあって、市役所の出張所と年金事務所に行ってきました。あ、年金なんて書いたら年もバレてしまうがな。いやいや、まあ普通の庶民ですさかいに、変なことはしてへんのですけど、手続きというものは、普通に暮らしてる平均的な人でもややこしいもんですね。そこで感じたことを書かせてもらいます。
会社勤めをしてた頃はあんまり気にせえへんかったけど、よう考えたら、保険料、けっこう取られてたんやなあ。せやけどそれがあったから、年をとって働けんようになってもおカネがもらえるわけか。私はほとんど転職とかはしてないから簡単やけど、１０年、２０年前の就職氷河期の人たちみたいに、入社してみたらブラック企業やったから会社を転々としてきた、みたいな人なんて、大変やろうなあ。会社がええかげんやったら、損をするやろうし。
そういえばたしか第一次安倍内閣は「消えた年金問題」で倒されたんでしたね。社保庁って、めっちゃくちゃええかげんやったんやなあ、というのは私でも思いました。国民みんなが怒ってたのを記憶してます。すみません、私はまだ覚醒してませんでしたし、あまり興味もなかったんですが。
で、後になって知ったんですが、もともとずいぶん前から社保庁の業務には電算化が必要と言われていたのに、電算化して仕事がなくなったら首切りにつながると言うて、組合がずっと反対してたから、いわゆる業務のシステム化が進まへんかった、と。で、案の定、手作業でずっとやってたらとうとうデータが消えてしもてた、わからんようになった、という何ともお粗末な話やったんですね。はい、組合です。サヨクです。
自分のことでも、何十年も経ってしもたら記録やらデータなんか、普通の人はなくしてしまいますよね。せやからこそ、一番早うに電算化せなあかん業種やったんでしょうね。今はもうマイナンバーがありますから一発ですね。これもずいぶん導入に時間がかかったんですね。私も覚醒前は「国民総背番号制」は、国家が国民を支配するために導入する恐ろしい道具なんや、みたいに思てましたからね。
それから戸籍謄本、住民票。本人がもらう時にも本人確認が必要ということで普通は運転免許証を見せるのが一番早いようですね。せやけどよう考えたらおかしな話や。これ、ただの運転の免許やんか。公安委員会、つまりは警察が管轄していて顔写真もある、ということで結果的には実質的に一番確実な本人確認になってるということですね。
あとは個人情報保護法の話。この法律も変やなあと時々思います。そらあ他人が勝手に人の戸籍やら住民票を覗き見るのはあかんでしょうけど、法律ができたころ、同窓会名簿やら、職場の部署別の年賀状用住所録とか、ご近所さんの名簿さえも一斉になくなってしもたんは、何かおかしい、と思いましたね。今のフェイスブックなんて、世界中に生年月日を公表してるんやで。わけわからんわ。まあ本籍やら過去のことを知られたくない人がようさんおる、ということはわかりますねどね。
本来の日本人的なものは今は田舎にしか残ってないんでしょうね。都会から田舎に行った友達が、家にカギをかけてたら回覧板が置かれへんと怒られた、という話ももう２０年ぐらい前の話です。今は逆に外国人が増えてもっとヤバいんかも知れませんね。
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