消費税、あかんやろ💢エリート財務官僚さん、算数はできますか？
2018年12月18日 公開
産経新聞では、一昨日の１６日から、「１０％への壁」と題して「軽減税率でどう変わる」という３回シリーズの記事を書いています。記事の小見出しは、＜上：軽減税率 まるで謎かけ、中：独仏、複数の税率『当然』、下：イートイン 混乱回避策は＞です。まあ取材するのも面倒やろうけど、読む方も面倒そのものです。こんなん、ホンマにできるんか？と言いたいですね。
せやけど基本的に新聞社は、財務省には軽減税率を適用してほしいもんやから、「絶対に」消費税増税反対、なんて書きませんね。そういうのを「姑息」と言うんやで、マスゴミの皆さん。日本国民にとって、消費税がいかにとんでもないもんか、少なくともデフレの真っ最中に増税することがどれほど危険なことか、もはや国の自殺行為や、ということは「絶対に」書きませんね。新聞なんかいらんわ！と叫びたくなります。
今回産経新聞が取り上げたこの軽減税率、中小零細小売業の人たちが現場で対応できるんか？ものによって、買われ方によって、８％か１０％をその場で判断して取り分けることなんかできるんか？しかもそれをきちんと仕分けして申告するなんて、えー？そんなん、あと１年切ってるのに、間に合うんか？無理やろ。小売りの現場ではお客さんがうるさいからもう８％にしとくわ、と、お店側がマケてしまうかも知れんで、あーあ、ますます消費は冷え込み、零細小売り商店は潰れていくわ。
この産経のシリーズでなくとも、毎日のように、来年１０月の増税はもう決まったものとして、マスゴミは報道してますね。そもそも、増税はまだ決まったわけではないんですね。過去に何度か「延期」したように、また菅官房長官が何度も言うてはるように、「リーマンショック級」の事態が起こった時には延期もあり得る、ということですね。
消費税はあかんやつや、ということは実はもうずいぶん前からいろんな人が言うてはります。けれど、日本人特有の同調圧力みたいなもんで、新聞しか読まへん、何も考えてへん政治家や大企業のお偉いさんが、政府の偉い人が言うてるんやからそうやろう、とばかりに、日本人の真面目さに付け込んで、今は我慢して増税せなあかんねや、と単に同調して言うてはります。アホや。
国はこうやって滅んでいくんか、と一部、わかっているけどどうにもでけへん人たちが悲壮な声を上げ始めています。私はずっと言い続けます。財務省が消費税を上げようとするのは、それで国の税収をしっかり確保しようとしてるんやろうけど、消費税を上げたらかえってトータルの税収が下がることは、過去、３→５、５→８に上げたときに証明されてしもてるんや。その間違いをまた繰り返すんか？もうアホとしか言いようがないな。
いろんな記事を見ていて、わかりやすいのを見つけたので貼り付けます。倉山満さんの「日刊SPA！2018年10月29日」です。
＜頭が痛いのは、税率を上げれば税収が増えると考えていることだ。簡単に考えよう。100円の缶ジュースが今は108円で売られている。100本売れれば、合計800円が税収となる。税率が10％に上がれば110円で、合計1000円が税収となる。売り上げが同じならば。こんなものは小学生でもわかる。
しかし、仮に消費税を2％上げて、売り上げが3割落ちたとしよう。110円×70本で、700円分の税収となる。税収は100円下がる。つまり税率を上げても、税収が上がるとは限らないのだ。＞
ちなみに倉山満さんの肩書きは「憲政史研究家」で、経済学者ではありません。ものごっついたくさん本も書いてはって、読みやすくて面白いですけど、毒舌も混じっててめっちゃ面白いです。こんな人でもこの消費税はあかん、と言うてはります。倉山さんも書いてはったけど、ホンマに政府、財務省、安倍さん、私ら国民を舐めてんのか？！
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