大阪「都」構想、なんでそんなに急ぐんや？焦ったら裏の目的がバレるでｗｗ
2018年12月27日 公開
大阪以外の人にとっては「大阪都構想」なんて、別にどうでもええ話なんでしょうね、きっと（笑）。松井一郎大阪府知事と、吉村洋文大阪市長が、来年４月の統一地方選と同じ日程で出直し選挙することになりそうや、と。その理由は「大阪都構想」の賛否を問う住民投票を「任期中」に行うという公明党との約束をほごにされたから、ということやそうです（「大阪知事、市長そろって出直し選の意向 大阪都構想で」）。
ちなみに大阪の府知事と市長の任期は来年の１１、１２月までで、たとえ来年４月に両者が辞任しても任期は変わらへんので、秋にはまた選挙し直さなあかんそうです。何やそれ。まあ維新側の松井さんと吉村君が今、公明党に対して怒り心頭、なのは何となくわかりますけど、そんなん知らんがな、うまいことやらんかいな、てな話ですね。維新が両党の間の密約をバラすに至っては、もう勝手にやってんか、と言いたいですね。
そういえば公明党は選挙に強いもんやから、いわゆるキャスティングボートを持っていて、のらりくらりと条件を出しては結局、結論を出せへん、というやり方は、国政でもおんなじですね。憲法改正に対するあの優柔不断ぶりは、もともと憲法改正するつもりがなかったんとちゃうか、と思いますね。裏切り者！と。
で話は戻りますが私は、「都構想」には反対です。そもそも名前がおかしい。天皇さんがいてはるところが「都（と・みやこ）」やんか。大阪にはいてはらへんし、そんな予定もあらへんで。ホンマ「大阪都」やなんて気色わるいわ。そして、ついこないだ、僅差やったけれど、いっぺん住民投票で否決されたんや。その時に橋下君は、「これが最後」「二度やるもんやない」とか言うてへんかったか？そういえば大阪に「閉店セール」という看板を付けて、何年も営業してた有名な靴屋さんがあったな（笑）。
そして、前回の住民投票のときの維新のプロパガンダ。ネットではさんざんバラされてましたけど、インチキなチラシをいっぱい配ってました。グラフの軸の取り方がおかしかったり、とか。そんな細かい話でなくても、「想定される経済効果」もかなりデタラメでした。もともと橋下君はウソをつく人ですからね。「大阪府の赤字を黒字に転換した」と大々的に宣伝してましたけど、あれも帳簿をごまかすインチキでしたからね。
せやけど実は、大阪では維新はそれなりに人気があります。それは、自民党がけっこう利権にまみれてたからみたいです。それを橋下君がバッサバッサ切りまくって人気が出たんですね。せやけどこの前の「都構想」は、簡単にいうと、「大阪市」という政令指定都市を廃止して、税金をたっぷり取れる権限を府と一緒になることによって、もともと大阪市のもんやった税金を新しい「都」に付け替えるだけの話やったわけです。
ウソをついてまで物事を進めようとするのは、何か他に理由がある、と考えるのが普通ですよね。もう怪しすぎます。そして「これが最後」と言うたはずの住民投票をまたやろうとしてる、となると、ふうん、何かあるんやろな、と思たら、ネットでは早速色んな話が湧いてきてますがな。
私が毎日読んでるブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」の今日の記事では、
＜大阪維新が狙っているのは「既存の枠組みをリセットすることで生まれる間隙を利用して自分たちの利権を付け替えること」この程度でしょう。＞
と書いてはりました。何や、２行で終わってしもたやんか（笑）。
まだまだあります。維新は基本的に緊縮財政発想です。議員をはじめ、公務員の給与は下げる、と。人の妬み嫉みに訴えると人気が出ますね。あと吉村大阪市長。ヘイトスピーチ条例を作りましたね。市長が恣意的に委嘱する「審査会」に「ヘイト」を認定する権限を持たせて、他の自治体に対しても適用するらしい。言論弾圧、やる気満々やな。既に他府県市町村からも反発があるそうな。
あ、まだある。マスゴミは絶対報道せえへん、あの森友学園で有名になった土地の隣の野田中央公園の売却には、間違いなく松井知事の大阪府が絡んでます。こないだ大量逮捕者を出した関西生コンの陰もちらちらと。そしてカジノ誘致。もう怪しさいっぱいですね。まあこれでも野党の中では一番マシ、というのが悲しいですね。
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