菅さん、国民の命や生活より、財界、業界、お仲間の政治家の方を向いてませんか?わかってきたで。

首相は役員会で「国民が政府、与党に望んでいることは安心、希望だ。最優先はコロナ対策で、しっかり頑張る」と述べた。
加藤勝信官房長官は5日の記者会見で「経路不明の感染の原因の多くが飲食だと専門家から指摘されている。飲食のリスク軽減をいかに効果的に行うかとの観点から議論を進めている」と語った。
一方、コロナ分科会も5日夜、「可及的速やかに宣言を発出すべきだ」とする提言をまとめた。尾身茂会長は記者会見で、宣言解除の時期に関し「1~2週間の単位では無理だ。必要ならさらに強い対策もあり得る」と述べ、長期化の可能性を指摘。「飲食店(対策)は重要だが、そこだけでは感染を沈静化することはできない」とも語った。
「専門家」の判断を持ち出すだけでは理由になりません。
誠に不肖ながら、ぼくも専門家です。ウイルス学や免疫学、公衆衛生の専門家ではなく、国家危機管理の専門家のひとりです。危機管理の専門家にもさまざまな経験値、識見、立場があります。だから一般論としては申しませんが、ぼくには、この飲食業界の名指しについて正しい根拠を見つけられません。
まずは、ビジネストラックなるものをやめて、変異したウイルスのこれ以上の流入を阻む、また無症状の感染者が入国することも阻む。これが最優先です。
表に出ない背景には、経済界の強い要望もあります。経済界の主流はいまだに、中国頼みですから。
しかしその経済界は、労働力も需要も、ほんとうは第一に日本国民頼みなのです。ここはチャイナじゃないんですよ、経済界のかたがた。
日本国民より中国を大切にして、あるいは大切にしているかのように誤解されても仕方の無いことをして、政治も、経済も成り立つでしょうか。
単に「ビジネストラック」なるものひとつの問題ではありません。
まつりごと、政の、根幹にかかわる問題です。
唐木:安倍首相は退任のあの記者会見の時に、5類に見直すと明言して、それから1、2週間は、テレビは一斉に2類と5類の解説をした。それが最近、サッと消えてしまって、菅内閣になったら延長になって。私はやはり、専門家会議の意向が非常に大きいと思います。いまの分科会ですね。尾身さんを始めとする分科会の皆さんは、なんとか人命を助けようという善意ではあるのですが、やはり厳しい対策をしなければいけないというのが基本ですから、やはり2類にした方がいいというご意見で、今回のこの延長についても、その分科会のご意向を聞いて延長を決めましたということで。
松本:正直、びっくりしたのですよね。1年、この状態で2類のままというのは、保健所が絶対に持たないですよ。
田北:これは、厚労省が分科会に諮って決めたのですけれども、厚労省側は結局、何でそういうふうに。
唐木:厚労省はやはり分科会の言うことを、言う通りに。
田北:分科会のメンバーを選んでいるのも厚労省ですからね。
櫻井:分科会のメンバーの選び方そのものが、私、偏っているのではないかと。
松本:それは前から思っているのですけれども。
唐木:それを補正するために、専門家会議を分科会に変えたのですね。そして経済専門家などを少し入れたけれども、あれではとても足りなかった。
≪対談で語られた論点≫
1.分科会とメディアがGoTo止めろの圧力
2.保健所長会議は感染症2類相当→5類相当を要望
3.厚労省・分科会が2類相当の1年延長を決めた
4.分科会メンバーの選び方が偏っている
5.感染死亡者ゼロより社会活動の維持重視
6.菅政権は分科会をうまく利用している
7.GoTo止めれば感染拡大にならないか
8.ワイドショーが振りまく過剰なる畏怖
9.尾身会長の発言=政府決定は正しいか
10.世界一の病床保有国でなぜ医療崩壊
11.コロナ受け入れベットは全病床の2%
12.開業医も感染治療に参加せよ
13.日本医師会は政府批判より会員に指導を
14.政府批判だけがメディアの役割でない
15.GoToで緩んでも感染は世界標準で少ない

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