実は勝算はあった日米戦争。山本五十六はコマ、黒幕は近衛文麿、永野修身、風見章。

指差し小

 ダイレクト出版のことはここでも何度か書いています。めっちゃユニークな会社ですね。そこから出ている有料動画「上島嘉郎のライズ・アップ・ジャパン」、【VIP対談シリーズ】林千勝 「知られざる日本陸軍の勝算と大義」を見ました。上島嘉郎さんは元産経新聞で、雑誌『正論』の編集長もされていた人ですね。

 最近はネットでも「自虐史観」という言葉がけっこう出て来るようになっていますし、本もいっぱい出て来ていますが、よう考えたらまだまだ一般の日本人は、日本は無謀な侵略戦争を始めて負けた、悪い国やという認識で覆いつくされてるように思います。悔しいですね。

 林さんの今回の話は、本としては既に『日米開戦 陸軍の勝算――「秋丸機関」の最終報告書』 (祥伝社新書)で出ているものですね。この「秋丸機関」は分析の結果、めっちゃ正しい判断をしていて、実は日米戦争は勝算、つまり勝つ見込みがあったんや、という話です。

 この本自体、もう6年も前に出されていたんですね。林さんは学者でも何でもありませんが、必ず一次資料にしっかり当たって、誰にも覆せない真実に迫ってはります。今はロスチャイルドに関する話も本にしてはりますね。

 日米戦争については私も、真珠湾攻撃の報せを聞いたチャーチル(イギリス首相)は「これで第二次世界大戦は勝った」と小躍りして喜んだという話は知っていました。つまり、真珠湾攻撃はルーズベルト(米大統領)も事前に知っていたわけです。証拠もあります。

 ルーズベルトは実は戦争(第二次世界大戦)に参加したかったのだが、当時アメリカ人のほとんどが「戦争反対」で、自身も戦争をしないという公約で大統領選に勝ったので、何とか参戦の口実を作る必要があったわけですね。そして今や有名な「ハル・ノート」で日本を挑発して、「真珠湾奇襲攻撃」にまで持って行った、というわけですね。

 昭和天皇の開戦の詔勅をしっかり読むと、やむにやまれず開戦を決意したことがようわかります。日本としては「自存自衛の戦い」であったこと自体は、今も昔も動かせぬ事実やと思います。問題は、日本が負けるように動いていた奴が、日本の中におった、ということですね。

 上で、チャーチルもルーズベルトも真珠湾攻撃の報を聞いて喜んだと書きましたが、何と、真珠湾攻撃の翌日、近衛文麿首相と風見章官房長官は、「これで日本は負けた」と言うてたという証拠があるんやそうです。

 大多数の日本人は、真珠湾攻撃は山本五十六の大手柄ではあるが、一方でアメリカ人からはいまだに「リメンバー・パールハーバー」と言われ、卑怯な奇襲攻撃とされている、ぐらいの認識やと思います。林さんの話では、山本五十六は恐らく駒に過ぎない、黒幕は近衛文麿、風見章、そして開戦当時の海軍軍令部総長の永野修身やというわけです。

 東京裁判での証言で永野は、自分は真珠湾攻撃には反対だったが山本五十六が強硬に(やらしてくれへんかったら連合艦隊司令長官をやめるぞ、と言うて)主張したので許可せざるを得なかった、と言うてますが、どうもこれは怪しい、と。

 さらに突っ込んで尋問を受ける前に何と永野修身は、冬の巣鴨プリズンでなぜか窓を破られて肺炎に罹り、急死した、そして遺族は遺物を大きな行李に入れて移動中、その行李が行方不明になったんやそうです。アメリカにも都合が悪いから、証拠ごと消されてしもたというわけですね。あーコワ。

 最初に書いた「秋丸機関」が出した「英米合作経済抗戦力調査」では、日本は「南に行って石油を押さえ、西(インド洋)に行ってイギリスへの補給路を断つ」ことで勝てる、というストーリーが出来上がっていた、と。そしてこれについてはチャーチルも、スティムソン(米国務長官)もウェデマイヤー(米陸軍軍人・大将)も「日本は定石通りにやっていたら勝っていた」と言われているそうです。あーあ。

 海軍の致命的敗北であったミッドウェイ海戦は何と、チャーチルとルーズベルトと山本五十六と永野修身の合作やったと林さんは言うてはります。負けるストーリーまで、アメリカと共有してたわけですね。人の道に外れた人やんか。

 もうこんな話が次から次へと出て来ます。今を生きる私ら日本人は、こんな歴史をしっかり知らんとあきませんね。そして今、目の前で起きていることにもしっかりと目を凝らして本質を見極めんと、またまた戦争に負けてしまいますね。

 敵は身内におったんやということで、今ならさしずめ河野太郎くんやったんかな?

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