ハングル文字と漢字

自転車小
 私がまだいろいろ勉強する前は、ハングル文字というのはものすごい合理的で、世界で一番完成された文字やと聞いてて、すごいなあと思うてたんや。まあそれやったらそれでええねんけど、実は韓国では戦後すぐの時代に、漢字は廃止される方向にあったそうです。つまり、日本が朝鮮人から言語を奪ったのを取り戻す、ということですね。それで、1970年代には漢字はどんどん廃止されていって、今はもう韓国人のかなりの人たちが漢字を読み書きせえへんようになってきてるらしいですね。ええー?ホンマかいや—、とびっくりしました。

 ハングルは表音文字です。せやから一文字一文字には特に意味はありません。日本語でゆうたら「かな」といっしょやね。そしたら、高度な概念語、哲学とかに限らず、理科系の専門用語も使えんようになって、大変らしい。そらあ何でもええけど、論文がぜんぶひらがなで書いてあったらわけわからんやん。実際、同音異義語がいっぱい出て来てしまうそうです。そらそうやね。そんなことは最初からわかってたのにね。

 日本人は縄文の昔から、外から入ってきたものをうまく取り入れて自分らのものにして作り替えることが上手やってんな。文物工芸に限らず、ひらがな、カタカナもそうやし、江戸から幕末にかけても西洋の最新知識を吸収するのに漢字をうまく組み合わせて、いわゆる和製漢語を作ったそうです。面白い話が、今の「中華人民共和国」の「人民」も「共和国」も元は日本の研究者が作った漢語やと。

 ウィキペディアからコピペしますね。「和製漢語」。
文化、文明、民族、思想、法律、経済、資本、階級、警察、分配、宗教、哲学、理性、感性、意識、主観、客観、科学、物理、化学、分子、原子、質量、固体、時間、空間、理論、文学、電話、美術、喜劇、悲劇、、、、、。

 で、調子に乗って調べてたら、ねずさんのブログで、日本でも戦後、教育改革の名の下に「当用漢字」やら「現代かなづかい」でおかしなことになってきたという話がありました。アメリカ人にとっては日本語はとても難しい、ややこしいということで一時は日本語廃止、ローマ字化、の話もあったらしい。

 そういえば私は高校時代に桑原武夫さんが日本語をローマ字化しようと言うてはったのを読んだことがあります。その頃は、さすがに賢い人のゆうことは違うなあ、と思てましたけどね。

 話は戻って、ねずさんは「学」は「學」やし、「国」は「國」やと言うてはります。私が昔教えられたんは、中国は新しい漢字を作ったけど、日本はもともと略字?みたいなものは中国にもあって、それを採用するようにしたんや、とか。まあでも日本人はどちらもちゃんと知ってるところがすごいですね。

 国民が自分の国の言葉で書かれたものを読めなくなるということは、民族が滅びるということやということですからね。
ナニワの激オコおばちゃん
Posted byナニワの激オコおばちゃん

Comments 2

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弓取り  

日本語 万歳

由緒があって識字率も高い国語と文字を、わざわざ捨てるなどは暴挙です。人は国語で考えるそうですから、発想や感性にも影響してくるのです。

終戦後すぐに、あの志賀直哉がフランス語を日本の国語にしませうと唱えたそうです。何をどう考えていたのでしょう。
敗戦ムードから日本のものを捨てたい気分に染まってしまったのか?小説の王様・志賀直哉にがっかりでした。

私見ですが、英仏関係なく、彼らの言語は豊かさが足りず、ニュアンスが日本語より貧困です。それを簡潔で論理的な言語と言うのは違いますね。
だから、オーバーなジェスチャや表情で補わざるを得ないのです。
(そこが重要と感じる向きもあるでしょうけど、それと言語は別)

日本語は最高です。
台湾の李登輝氏は、深い考えを巡らすときには、日本語になるそうです。
奥さんも日本語が堪能で、家庭では日本語での会話が多いと。

シナはシナで方言は多いし、近代化できなくて文盲が多いしで、文字を大幅に簡略化していますね。国語教育の途上ですから。漢文だって、かなり不便らしいです。

志賀直哉が、国語を「シナ語」にしようと主張しなかった理由は知りようがありません。同じく漢字を使っていたのに、なぜだろう。
いずれにしても、乱れてはいるけど、日本語が現代まで残って使えることは、日本人にとって幸いです。
翻訳するときに書き換える奴がいますからね。

2018/02/13 (Tue) 20:23
ナニワの激オコおばちゃん

ナニワの激オコおばちゃん  

Re: 日本語 万歳

志賀直哉の話は知りませんでした。そうなんですね。
言葉は思考そのものなんですね。
日本語でよかったと思いますよね。

2018/02/14 (Wed) 11:32

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