預り金でも益税でもない。ただの増税やんか、恐怖のインボイス制度。何で超絶不景気の今やるんや?

頷く小

 今の日本の諸問題、諸悪の根源は財務省なんですが、昨日書いた「朝まで生テレビ」、自分が見ていなくてツイッターの切り取りでしか見れてないんですが、それでもかなり踏み込んだ話ができていたんですね(トラジロ 消費税なんて廃止しろ @dagjapvnxal)。発言している森永卓郎さんは、国防に関してはダメですが、経済ではまともなことを言うてはりますね。

 経済対策の29兆円あったら、1年間消費税ゼロにできるんですよ。で、1年間消費税ゼロにしたら日本経済はめちゃくちゃ成長して賃金も上がるようになるんです。

 これはまったく正しいですね。日本の経済を止めてるのは消費税なんやという認識が、もっともっと広がってほしいです。デフレの今はそんなもん、やめた方がええんや、ということも。

 そしたら何と、日本維新の会にアホ議員がいました。青柳仁士氏。「一千万以下であっても、消費税はちゃんとお客さんから取っているわけです。それを納めなくていいと認められている」。見事なアホ発言ですね。この後、スタジオはグチャグチャになっていたようです(笑)。

 その中で誰かが、「預り金」とか「益税」は裁判では否定されている、と叫んでいました。実は私自身もつい最近まで誤解してましたね。売上一千万行かへん業者は消費税を免除されてるからトクしてるんや、と。財務省、マスゴミはこの誤解をずううーっと放置して来ていきなり今回、インボイス制度を持ち出して来たんですね。

 ちなみにその判決というのは<判決確定「消費税は対価の一部」――「預り金」でも「預り金的」でもない>に詳しく書いてありますね。引用の引用になりますが、

「…消費者が事業者に対して支払う消費税分はあくまで商品や役務の提供に対する対価の一部としての性格しか有しないから、事業者が、当該消費税分につき過不足なく国庫に納付する義務を、消費者との関係で負うものではない」(東京地裁平成2年3月26日判決より)

 これはずっと紹介している安藤裕さんの動画でも言うてはりましたね。とは言え、モノやサービスにお金を払うたら、その内の10%は消費税で、自動的に国に行くんやというイメージは、いかんともしがたいですね。

 実態としては、「事業者」が払う直接税なので、私ら一般消費者は何も払うてないんや、と言うても理解しにくいですね。110円で買うたものの10円は税金や、とずっと思うています。売上一千万円行かへん多くのお店屋さんは、原価が上がってもロクに値上げも出来ず、赤字かそれに近いギリギリのところでやって来てたわけですね。

 それが来年からいきなり、とにかく1100円で売れたら、そのうちの100円は消費税と見なす、ということになるわけです。いやいや、ホンマは1500円で売りたかったけど、それでは売れへんから値下げしたんや、と言うてもまっっっったく知らん顔、関係あらへん、てなもんですね。

 前にも紹介した記者会見の話ですが、別のメディアでも取り上げていました(「インボイス」で年収1000万円超の漫画家も廃業検討…エンタメ団体が悲痛な訴え 「フリーランスだけの問題ではない」これだけの理由)。

 インボイス制度に反対する漫画の業界団体「インボイス制度について考えるフリー編集(者)と漫画家の会」、アニメの「アニメ業界の未来を考える会」、演劇の「インボイス制度を考える演劇人の会」、声優の「VOICTION」は、合同で会見を開いた。各団体の調査の結果、いずれの業界でもインボイス制度の導入によって廃業を検討している人が2~3割程度いることが明らかになったという。

 そしてそれは、売上一千万行かへん人の話だけやない、というのです。

アンケートの結果、年収1000万円超えでもインボイス制度で廃業を検討している作家がいた。「理由はやはりアシスタントの問題です。アシスタントさんを確保しないと原稿が完成できませんが、現状でもギリギリなのにアシスタントさんの課税を迫ることは難しく、廃業するしかないという意見が並びました。漫画家は作品のクオリティーが高ければ高いほど、アシスタントさんが必要です。 人気漫画家になれるほどの実力があっても自分の作品が描けなくなれば、漫画家としてやっていけないから廃業するしかない。

 日本の漫画家さんて、基本的には(たぶん)大人しい人が多いやろうから、これまで声も大きくなかったんでしょうね。じっと耐えて耐えてやってきたところに、ついにまるで後ろから殴られるように、インボイス制度が襲ってきて、もう続けることすらでけへん、ということになってるわけですね。

 百万歩譲ったとしても、何も超絶不景気の今、やることとちゃうやろ、と言いたいですね。しかも何と、だいぶ前のニュースですが、「国の税収67兆円余で過去最高更新 法人税 所得税 消費税収が増」なんですからね。廃業せなあかんかも知れん、と悲鳴を上げてるのに、それでもやるんか?インボイス制度、ですね。

 そもそも「消費税」の名前がインチキやったんですね。欧州では「付加価値税(VAT)」と呼ばれています。上の判決でも出てるように、日本の消費税を実際に払うてるのは「消費者」ではなくて「事業者」なので、実は「第二法人税」と言うてもええわけです。

 かつて中曽根内閣の時に「売上税」という名前で新税を導入しようとして大失敗したので、詐欺師集団の財務省は、練りに練ってこの「消費税」を導入したんですね。以来私ら日本国民は、まんまとダマされ続けて来て、とうとうここまで貧困化してしもたわけですね。

 しっかり勉強して、声を上げていかなあきませんね。

【文中リンク先URL】
https://twitter.com/dagjapvnxal/status/1593822769669902337
https://www.zenshoren.or.jp/zeikin/shouhi/060904/060904-1.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/bac1d46378d1340537aef748cbdde91c4ba7a15e
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/85665.html


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