拉致問題について米国は百%、日本とともにある・・・よっしゃ!
2018年04月13日 公開

重村智計(しげむらとしみつ)さんのことはよう知りませんが、毎日新聞記者としてソウル特派員、ワシントン特派員、論説委員などを歴任、とあります。今日の産経新聞の「iRONNA発」という欄の記事です。<金正恩外交、日本は「蚊帳の外」でいい>という見出しになってます。基本的には私も実はそう思てます。「蚊帳の外」というのは、実はマスゴミが安倍ちゃんのことを貶めたいために書くときの論調とも重なってるんやけど、敢えてそれでええんや、ということです。ただ、ちょっと重光さんの考えと違うところもあるので書きます。
重光さんは、「朝鮮半島に軍事的、政治的に深く関与すると、日本は必ず敗北することを歴史は教えてくれる。」と書いてはります。そして、白村江の戦いや秀吉による文禄・慶長の役、日清・日露の戦争後、最終的には「帝国主義的植民地化の失敗」により、韓国、北朝鮮からいまだに恨まれている、と。でも、朝鮮戦争に直接参加しなかった日本は、「朝鮮特需」で経済復興という利益を手にした、この教訓は非常に重い、ということやそうです。実はこれには私も賛成です(「帝国主義的植民地化」はちょっと気になりますが)。半島には関わったらあかんのや、というのは千年、二千年たっても正しいと思います(笑)。
よく言われることですが、朝鮮人は「事大主義」、いつも強いものに靡こうという習性があると。せやから、ガツンと言われたらスルスルとなびくんや。せやけど反対に、いっぺんあやまり始めたら。延々とあやまり続けさせられるんやな。まあそれは「慰安婦」の話でもううんざりやけどな。それで、重村さんは、この後の結論で、南北会談(金正恩=文在寅)も米朝会談(トランプ=金正恩)も簡単に成功するとは限らないと考えろ、と主張しはります。「・・・拉致された日本人の救出は急務だ。そのためには日朝首脳会談が欠かせない。日本は、拉致と核問題を切り離した交渉に持ち込むのが望ましい。」と書いてはります。
ええーーっ。ようわからんわ。私は、金正恩は基本的には日本のことをなめ切っていると思います。ぜったい自分からは撃ってきやへんわけやからね。せやから拉致問題を切り離したら、拉致被害者は絶対かえって来やへんと思いますよ。朝日新聞の記事ですけど、重村さんはこの報道を知らずにこの記事を書きはったんかな?
<この高官は朝日新聞の取材に、「拉致問題について米国は百%、日本とともにある。(米朝首脳会談の)議題として提起することになる」と語った。>
ほら、百%共にあるって、ずっと前からもゆうてるやん。「非核化」の問題に絡めずに拉致問題が解決できるわけないやん、と私は思います。逆に言うと安倍ちゃんは、拉致問題自体を交渉のカードにさせるまでに、アメリカにとっての重要性をも高めたということなんとちゃうかなあと思います。うまくいってほしいなあ。