本多勝一、「南京大虐殺」
2017年04月04日 公開
私が「南京大虐殺」を知ったんは、まだ多感な中学生時代、朝日新聞で、本多勝一の連載『中国の旅』を読んだときやねん。私はもともと本が好き、特にドキュメンタリー物が好きで、本多さんの『ニューギニア高地人』『カナダ=エスキモー』も読んだし。めっちゃおもろかったで。
当時まだ人食い人種がいるといわれてたニューギニアの山奥に乗り込んだり、エスキモーとしばらく一緒に生活したりとか。エスキモー犬は人間の性格が読めて、ビシッと命令せえへんかったら動けへんらしいで。まあとにかく夢中で読んでてんけど、そんな当時のスター記者、本多勝一が「中国の旅」を連載したもんやから、毎日楽しみで読んだわ。でもなぜか今回はいつもの未開国やなくて、隣の文明国の少し昔の話やねんな?とは思たけどな。
そして連載が深まると、出るわ出るわ、日本兵の残虐な話が。村人を捕まえて頭の皮を生きたまま剥がしていって、ついに胸までいったところで死んだ、とか。うえーーー、吐きそう。あと、殺した人をいっぱい埋めた「万人抗」の話とか。貝塚とちゃうでそれ、てな感じで、中学生の私には十分に刺激的でした。
でもそれからいやになって、戦争中の話とかは軍記物とかも含めて、ずっと無意識的に避けてたように思います。それが、平成24年(2012年)2月に当時名古屋市長の河村たかしさんが「いわゆる南京事件はなかったのではないか」と発言したことで大騒ぎになったことがあったんや。
そのころ私は「どうもおかしい」と思い始めてたから、いろいろ調べ始めたんや。そしたら、出てくるわ、出てくるわ、「南京事件」のええかげんさが。
これアカンやろと思たんは、これが日本軍の虐殺の証拠写真や、と言われていたものが、何のことはない、中国人が日本人を襲って虐殺した時の写真やったりしたことや。
実はもう本多さんが記事を書いてたころから、それ、おかしいやん、て言うてた人はおったらしいね。でもそれはかき消されて、何度も何度も繰り返し「南京虐殺!」と叫び、まあウソも百回ゆうたらホンマになる国やし、いまだに30万人はないけど数万か?てなことを言う頓珍漢な「学者」がおるらしい。
まあ話は終わらへんから興味を持ちはった人は、「私の読んできた本」にも上げてますから、ぜひ本でもネットでも調べてみてください。客観的に、公平に、事実に基づいてちゃんと調べたらわかります。
文字通り、ひと目見てわかってしまう写真をずっと集めて出版してはる水間政憲さんの「ひと目でわかる」シリーズは、分かりやすいで。南京に入場した日本軍がいかに規律正しく、しかも現地の人には歓迎されてたかがようわかるわ。
インチキ写真を徹底的に暴いた東中野修道さん他の「南京事件『証拠写真』を検証する」はそのものズバリやし。
中国のプロパガンダに負け続ける日本人、早うみんな気付いてほしいと思います。