長者番付(高額納税者番付)
2017年04月12日 公開
昔は国にたくさん税金を納めてる人を発表する「長者番付」があったんやけど、いつの間にかなくなってしもたな。個人の氏名、住所やらが公開されてしまい、犯罪を誘発するとか、いろいろと問題があったらしい。また一方で、税金逃れのために逆利用されたりとかもあったようです。
でも昔は、国に税金を納めるということは名誉なこと、と考える人がおったということですね。名経営者と言われる人は、そういう言葉も残してはるみたいです。
今では「節税」なんて言葉は普通に使うてるけど、よう考えたらそれって、何かおかしいやん?できるだけ税金は払いたくないということやろ?あんた、どこの国の人や?まあ国がいいかげんな政治をしてたり、税金をわけのわからんところに使ってたりすると、そういう気にもなるのもわかるけど。
戦前は多額納税者は貴族院の議員に推挙されることもあったんや。
ちょっと前に出た百田尚樹さんの本『海賊と呼ばれた男』のモデルになった出光佐三さんがそうやんな。明治生まれの立派な日本人の典型やと思うわ。国にたくさんお金を出してる人が国政に関われる、というのは仕組みとしてはわかるなあ。「世のため人のため」と考える偉い日本人がいっぱいおったということや。
何でも一人占めしたろうといつも考えてる外人には考えられへんことやろうな。
そういえば国家戦略特区諮問会議の議員の竹中平蔵さんは昔、住民税を払ってなかったらしいで。1月1日に日本に住民票がなかったら払わんでもええという抜け道を使って。法の隙間を突いたんかもしれんけど、その心根が卑しいわ。そんな人が大臣にまでなって国の舵取りをしてたやなんて、ホンマ国の恥とちゃうか?
ちなみにこの件は竹中平蔵が雑誌『フライデー』の講談社を名誉棄損で訴えて勝訴はしてますけど、私はどう考えてもおかしいと思います。
ホンマせこい人やわ。
まあネットでは、「竹中平蔵 住民税」で検索したら、山のように出てきます。