式年遷宮
2017年04月19日 公開
わたしは実は、伊勢神宮には小学校の時の修学旅行で1回行ったきりです。でも内宮、外宮の千木の違いはいまだに覚えてるで。今どきの子供たちはお伊勢さんには修学旅行で行ったりするんやろか。
伊勢神宮のことで最近知ってびっくりしたんは、「式年遷宮」です。20年に一度、お宮を新たに建て替えるんやて。4年前の平成25年に何と62回目の式年遷宮が行われたとか。中世の戦乱の時代には中断されたこともあったけど、つまりは千数百年も続いてるということやんか。
初めて知ったときはもうびっくりでした。単純に建て替えるだけやのうて、たとえば建て替え前にあった鳥居の柱は、削って細くすると新品みたいにきれいになるので、それを地方の神社に譲って?今で言う再利用をするそうです。
譲ってもろうたその神社はさらに20年後、もっと細くても使えるところのお宮にそれを譲り、再々利用されるとか。これ、めっちゃエコやんな。その材木を供給するための森もちゃんと手入れしていて、20年ごとに切り出せるようにちゃんと考えられてるらしい。
世代というのは20年経つと替わります。なので、まあゆうたら親から子へ技術を伝承していくわけですね。その時に、建築技術だけやなくて、付帯するいろんなものを新調するので、いろんな伝統が伝わり続けるということやね。千数百年も前からこれが続いてたのがスゴいなあ。
ちなみに出雲大社は60年ごとに遷宮するそうで、前回の平成25年は伊勢神宮と同年のダブル遷宮で話題になってました。
※この話のもとは前にも紹介しましたが、人気ブログ「ねずさんのひとりごと」にほとんど負うています。