日本人は水に落ちた犬は叩けへんで。維新は日本人の党とちゃうんか？変やで。
2019年05月16日 公開
今日はタイトルのままです（笑）。維新の衆議院議員、丸山穂高君の話はホンマに大騒ぎになりましたね。私はこのブログでも何度か、戦争で盗られたもんは戦争で取り返すしかないやろ、どうせロシアは北方領土を返す気はないで、と書いてきました（「北方領土」はいつ４島に？日露平和条約を結ばせたくないのは誰？）。
そこでも書きましたけど、私が毎日読んでる北野幸伯さんのメルマガでも、いつも書いてはりますね。ほとんどのロシア人は、基本的には「親日」やけど、日本で言う「北方領土」は何の疑いもなくロシアのもんや、と思てる、と。そして、もしプーチンが「返して」しもたりしたら、それこそプーチンは追放されてしまうで、みたいな話のようです。あ、ちなみに北野幸伯さんはモスクワに長年住んではって、最近日本に返って来はったという、ロシアの中をよう知ってはる人です。
前置きが長くなりましたが、私は丸山君が言うた話は正しいけど、それ、言うたらあかんやろ、と思いました。しかもそれを元島民の人に言うてどないすんねんな、ただの酔っ払いが絡んでるだけの話で、レベルが低いなあ、という感じでしょうか。ホンマは戦争なんか、実際にはせんと、相手にやる気を無くさせて、戦争なしに目的を遂げるのが最高の勝ち方や。「私は今からあんたを殴りますよ」て先に言うても意味ないがな。
まあそれよりも、私が今回の話で一番面白いと思うのは、もう既に（いつも書いてますけど）本文よりはるかにレベルが高いこのブログのコメント欄でも書いてくれてはりますが、丸山君、間違いなく、狙われてたな、ということです。
酔っ払った席での発言が録音されてて、発表されて、しかもあっという間にロシアの高官に告げ口されて、しかもコメントまで報道されてる、て。すごいメディアスクラムやな。そしてタイミングが、今シコシコやってる日露交渉が何となくまとまりそうや、という微妙な時です。話がまとまったら困る奴らが必死にかき回そうとしてるみたいですね。
そんな外交の話やのに、回り回って維新の、しかも橋下君も、関係してるわけですね。そういう勢力がどんどんあぶり出されて来たように思います。そして何とそれが「女性宮家」の話にまで繋がってくるわけですね。割と人気のあった丸山君を、あっという間に除名した上に議員辞職勧告決議を自民党や他党にまで求めるやて、おいおい、維新さん、焦りまくりやんか。日本人は水に落ちた犬を叩くようなことはせえへんで。あれ？維新て、日本人の政党とちゃうんか？（笑）。
そしたら何とこれも私が毎日読んでる小坪しんやさんのブログでも書いてはったんですね（【丸山穂高を援護せよ】維新、議員辞職勧告を与野党に呼びかけ。政治家としての抹殺を阻止する人はシェア）。こちらは「貸し借り」もあるのかも知れませんが、堂々と丸山議員を応援しています。いやあ、小坪さん、日本人やわあ（笑）。立場を最初から明らかにして戦うというのは、これまでの日本の政治家にはないタイプかも知れませんね。小坪さん、頑張れ！
というわけで、維新、最近、何かどんどんおかしいなってきてるんとちゃうか？大阪では維新はめっちゃ人気があります。自民党大阪府連はガタガタです。本部と地方、これは自民党東京都連もそうみたいですけど、ホンマに安倍ちゃん、アタマ痛いですね。
「改憲」は道筋がまだよう見えへんし、どうも維新は信念とかではなくて、今のところはそれに乗っかっていて、つまりは利用しようとしているわけで。うーん、政治はホンマにキツネとタヌキの化かし合いやな。
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