東京裁判、パール判事
2017年05月16日 公開
洗脳という言葉は知ってたけど、そんなもん、怪しげな新興宗教に引っかかって大金を巻き上げられるとか、霊感商法とかで高価な壺を買わされるようなアホな人のことで、自分は絶対引っかかることはない、とずっと思うてました。それと気付かれるようでは洗脳とちゃうんやね。悔しいけどそれはしっかり認めなあかんと今は思うわ。
今日言いたいのは「東京裁判史観」という、ゆうたら「洗脳」。「日本は戦争を仕掛けた悪い国、戦争でアメリカに負けてからやっと、日本は民主主義や男女平等や『平和憲法』を持つことができたんや」という洗脳です。実はこの「極東国際軍事裁判(東京裁判)」は、実際に進行してる当時から批判もあり異議も提出されたけれど、それらはアメリカによって封じられ、強引な判決、刑の執行が行われたのでした。
この裁判が不当なものであったことは今やネットでは常識ですが、マスコミではあまり触れられないようになっているようです。前にも書いたWGIPがしっかり効いているということやね。
で、この裁判は不当、と言うてた人たちの中で一番有名なのがパール判事です。本名はラダ・ビノード・パールというインドの人で、東京裁判では連合国側の判事でした。彼は、この裁判で裁こうとしている「罪」は戦勝国により作られた事後法であって、それは国際法に反するとゆうて被告人全員の無罪を主張しはりました。その判決文の最後の文章です。
「時が、熱狂と偏見をやわらげたあかつきには、また理性が、虚偽からその仮面を剥ぎとったあかつきには、そのときこそ、正義の女神はその秤を平衡に保ちながら、過去の賞罰の多くにその所を変えることを要求するであろう。」
これを書くに当たってちょっとWikipediaを見たら、次のものを見つけました。コピペさしてもらいます。(以下コピペ)
パールの意見書に接し、多数決で死刑になった被告が歌を遺している。
東條英機
「百年の 後の世かとぞ 思いしに 今このふみを 眼のあたりに見る」
板垣征四郎
「ふたとせに あまるさばきの 庭のうち このひとふみを 見るぞとうとき」
「すぐれたる 人のふみ見て 思うかな やみ夜を照らす ともしびのごと」
木村兵太郎
「闇の夜を 照らすひかりの ふみ仰ぎ こころ安けく 逝くぞうれ志き」
上記で「ふみ」と詠まれているのがパールの意見書のこと。(以上コピペ)
日本人の潔さに涙が出てくるわ。あと、パールさんは、この自分の「判決書」の中で、アメリカが落とした原爆こそが戦争犯罪やろ、とも言うてはります。
戦後、来日しはって原爆慰霊碑の碑文を見てその訳を聞いたときに憤慨した話もありますが、それはまた、、、、。