国際法違反のシベリア抑留。日本は「謝罪と賠償を」とは言わへん。ロシアに良心はあるんか?


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ナポレオン・ソロ
ロシア人について
ロシア人についての私の感想は、スターリンの所為で惨憺たるものですが、彼の正体はグルジア人の犯罪常習者と言う事が分ってから、少し変わってきましたが、ゴルバチョフとエリツインにも、ご紹介のキリチェンコ氏にも共通したイメージが湧いてきません。
この原因は、ロシアは、大規模な民族複合国家だと言う点、農奴と貴族層の2極化した社会だったと言う点、厳寒の土地で、寒さを凌げる設備を持てないモノは、生命を維持する事がカナリ難しいと言う点等、地理的、民族的に異なり過ぎた面が多い。
こうした面から、考えれば、日本の様な、多民族の集合で有ったとしても、互いに助け合う余裕がある環境、否、寧ろ、援け合わなければ、絶滅して居たであろう環境とは違う、固より、生物が棲んでいく事を拒絶しているかの様な、厳しい自然環境で、無理に生きて来た人達なのだと、思う様になりました。
ですから、キリチェンコ氏の様な例は、稀有だと思います、聞けば、彼は、プーチンやアンドロポフ~ゴルバチョフ等と同じ、KGBの出身だそうですが、そういう謀略機関から、国家を担う様な人材が是だけ続けて出て来ると言う事は、現在のロシアの大きな特徴のように燃えます。
まあ、諜報機関員は資質的にも優秀で、国家の裏幕も良く知る立場にあるので、民主主義社会が一度も実現した事が無いロシアでは、所謂、ブレジネフ政権下のテクノ・クラ-トとして、エリート視されて居たのかもしれませんね。
然しキリチェンコ氏が、「ロシアの戦争犯罪」とも言うべき、先史時代然乍らの、敗戦国の兵士を奴隷扱いした、近代国家として「恥ずべき歴史事実」を、取り上げて告発しているのは、驚かされます。 是も、ガウスの正規分布に云う「1割の突出した、社会の善化成分」なのでしょうか?
惜しむらくは、ロシアでは、未だこうした良識的な人物を称揚できるほどの民度が発達して居無いと言う事でしょう。
ハザール人だったレーニン達、実は、グルジア人だったスターリンと、ソ連の全盛期を創った共産主義者は、全てロシア人ではありません。
然し、ゴルバチョフやキリチェンコの様な、世界水準の良識を持った人が、現れて居るのですカラ、ロシアの是からにも期待したいですね。
みかん
シベリア抑留は氷の原爆とも言える
キリチェンコさんの記事を取り上げてくださって、とても嬉しいです。
やはりトルストイを生んだ国だけあるんだなぁ。
小6の頃読んだ「ヴィーチャと学校友だち」も、ソ連時代のお話ですが
とても好きでした。
他にも、シベリア抑留を強く批判しているロシア人がいます。
ジャーナリストのV.A. アルハンゲリスキー氏は、
近衛文隆氏(近衛文麿のご子息)の悲劇を追って、
『氷の原爆』というノンフィクションを著しています。
(邦題は『プリンス近衛殺人事件』滝沢一郎/翻訳 新潮社 2000年)
その本によると、9月3日の対日戦勝記念日制定は、ロシア人も
疑問に思う人が多かったそうで(ソ連は日本に勝ってないし、みたいな)
いつの間にか暦から消えたんだそうです。
それが驚くことに1998年に復活した。
対日平和条約締結が話題になっていた時で、氏は「なんと野蛮な行為か」と
憤っていました。北方領土について
「ロシアは何世代に渡っても返すことができないほど、日本に大きな借りがある」と。
このように公正さを大事にする方々を裏切ることなく、日本は北方4島を
取り戻さなければならないと思いました。
キリチェンコさんのご冥福を祈ります。