拉致被害者は取り戻せるんか?
2017年06月07日 公開
まあこれはめっちゃ重い話やけど。
ある日突然、自分の子供がさらわれたらホンマ正気ではおられへんと思うけど、横田さんご夫妻はいよいよご高齢、よう頑張ったはるわ。でも前にも言うてはったけど、「拉致被害と戦う」って、誰も自分の人生が「戦い」やったなんて、そもそもしたくなんかなかった、普通に、平凡に、静かに仲良く暮らせたらそんでよかったのに、と思うてた普通の人の人生をむちゃくちゃにしたんやな、あの金正日は。もう死にはったけど。
今頃は地獄の業火に焼かれてることやろうなと思いたいわ。せやけど、どんだけそう思うても、そもそも人の不幸を願うような、そんな毎日にはしとうないやんか?日本人には「水に流す」という言葉もあるし。そんなこんなでこの問題は考えるほどにハラ立つ話やね。
拉致されてもう40年近く、今はもう50を過ぎている横田めぐみさんは、毎日何を思うて暮らしてはるんかな、と思うと胸も張り裂けそうになるわなあ。ウンギョンちゃんというめぐみさんの娘とか言われる女性が、孫ができて、その子にはモンゴルで会わせてもらえたとか言うけど、そんなん、ごまかしやね。さっさと本人を返さんかいや!と言いたいですね。
誘拐された人を取り戻すために今の日本ができることは、実はお金を渡すことしかあらへんというのは、ちょっと考えたらわかることやんな。他の国に武装して入って行って救出するなんて、夢のまた夢やんか。他国への派兵どころか、この前の集団的自衛権の話だけでも大騒ぎしてたけど、他国に先制攻撃がでけへん限り、ホンマに国民を攻撃から守るなんて、でけへんのんとちゃうか?そんなん、
普通に考えたらわかることやんか。安倍ちゃんがどうとか、自民党がどうとか、まして保守や右翼がどうたらという話とちゃうで。日本人をホンマに殺そうとしてくる人間に対して、憲法9条やら集団的自衛権やらなんたらは関係あらへん、危険を察知した段階で断固として攻撃できるように備えておくことは人間として、生物として当たり前のことやんか。眠たい議論をしてる間に、日本人は滅ぼされてしまうで、ホンマに。