まだ「国の借金1000兆円」と平気で書く恥ずかしい新聞記者。せやからマスゴミ言われるんや。

パンチ小


 昨日は産経新聞を批判しましたが、ついでに(笑)今日も、もう一つ批判します。あまりにアホらしくて取り上げる気にもならへんかったんですが、きっちり言うておこうと思い直しました(笑)。10/7の大阪版の夕刊、「西論(にしろん)プラス」という特集ページ、「このまま借金を増やし続けて大丈夫なのか 大阪経済部長・藤原章裕」です。

 もうわかってる人は、これから私が言いたいことはお見通しやと思いますが(笑)、もう椅子から転げ落ちそうになりました。
 消費税率が8%から10%に引き上げられて1年がたった。この間、新型コロナウイルスの感染拡大で日本経済は大ダメージを受け、増税の消費への影響を推し量ることは難しくなった。
 と書き始めてますが、別に武漢コロナがあっても無くても今さら、増税が消費に悪影響を与えるのは当たり前の話やんか。説明するためにわざわざ政府の立場に立って、8%から10%に上げたのに、目論んだ税収には足りないことを気にしています。そして、出ましたあーー(笑)!
国の借金(国債発行残高)は1千兆円を超えており、今回の増税では焼け石に水だ。
 もうこの部分だけでも、この記事は何の価値もない、いや、読者をダマして増税に導こうという、悪質な記事やと言えますね。ちゃんと「お約束」の「増税」も言うてはります。
中長期的には、抜本的な財政再建に取り組まなければならないだろう。関西経済連合会は消費税増税前に「15%超への(税率)引き上げも視野に入れる必要がある」と求めたほどだ。
 あとついでに、この経済部長とかいう藤原記者の支離滅裂なこの記事の、意味不明な最後の部分も載せてあげましょう。
 安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」は巨額の財政出動と大胆な金融緩和で経済を支えてきたが、一部の大企業のみが潤う構図になっていなかったか-。さらなる増税を検討しなくても、地道に無駄を省けば想像を上回る規模で歳出を削減できるかもしれない。
 あー、大事な私のブログのスペースを、、こんな駄文で埋めてしもたわ(笑)。先に書いとくわ。「アベノミクス」では「巨額の財政出動」なんかしてへんで。それに、「無駄を省」いたら何で「歳出を削減」できるんや?歳出は、するかせえへんか、の話やろ?この人、どこの「経済部長」なんや?(笑)。

 で、最初に戻ってまず、「国の借金」ですね。いまだにこれを言うか?な話ですね。「国」て、誰のことやねん?それは「政府」の借金ということで、高橋洋一さんが作り始めた国の貸借対照表、バランスシートでは、「借金」の反対側には必ず資産があるわけですね。

 私の家に借金、たとえば住宅ローンが2000万円あったとしても、家(ウチはマンションww)という資産があるわけで、いざとなったら家を売ることもできるわけですね。今、「私」さんには2000万円の借金があるぞ!と誰も大騒ぎなんかしません。それは単に、死ぬまでに金利を含めて返したらええだけの話やからですね。

 そして国と家を一緒にして考えたらあかん点は、国は死なへん、ということです。私ら個人はいつか死ぬから35年ローンとかを組むけれど、国は極端な話、100年でも200年でもローンを組めるわけです(実際には組まへんけど)。そしてもっと決定的なことは、自分で(国が)貨幣を発行できるということですね。

 しかも日本の国債は円建てで発行されているので、破綻することも有り得へんわけです。実は、足らんかったら何ぼでもお金を刷ったらええやん、という話です。ただ、そういうとギャーギャー言う人が出て来ますが、お金を刷りすぎると必ずインフレ、つまりお金の価値が下がるという現象が起こるわけで、そうなったらいつでもすぐに金利を上げるなり、歳出を削減、つまり緊縮をすればええだけの話ですね。わかってるか?藤原くん。

 そういえばバブルの頃、金利が5%、6%の時代がありましたね。住宅ローンはもっと高くて、私の勤めてた会社は、3%を超える部分は補助してくれたような記憶があります。ええ時代やったなあ(笑)。

 そして大事なんは今、です。このウスノロ記者は、消費税の15%への引き上げも、と財務省に媚び媚びのことを書いていますが、まだデフレから脱却もしてへんのに何を言うてんのや?という話ですね。栄養失調で入院中の患者に、治療で肥満を心配するようなもんです。上に書いたように、「増税」を考えるのは、インフレが亢進してからでええねん。今言うこととちゃう!で。

 自分のアタマで考えんと、財務省から支給されたペーパーやら、研修資料だけを見て記事を書いてるから、こんな支離滅裂な、恥ずかしい記事になるんや。私はいろいろ事情があって産経新聞を「購読」してますが、こんな記事にもお金を出してるんか?ホンマにもったいない話や。ハラ立つ。

 あ、でも産経新聞にもええ記者はいっぱいいてはるんですよ。阿比留瑠偉さん、田村秀男さん、古森義久さん。あ、加藤達也さんはこないだ菅内閣の首相補佐官に決まったから、退職しはったんかな。ヨーロッパには三井美奈さん、めっちゃフットワークが良さそうです。今や日本屈指のチャイナウォッチャーの福島香織さんは、元産経新聞記者ですね。

 はい、ちゃんと書いときましたよ、産経新聞さん。紙の新聞はこれから大変な時代になってきてると思います。当たり前ですが、一にも二にも「コンテンツ」、記事の中身が問われることになるわけですね。まあ唯一の「保守系」ぽい新聞なんで、期待半分で書きました。

【文中リンク先URL】
https://special.sankei.com/a/economy/article/20201008/0001.html

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Posted byナニワの激オコおばちゃん

Comments 7

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すけきよ  

他紙も含めて経済に関しては田村秀男さんの記事がマトモですよね。

2020/10/18 (Sun) 22:15

彩希  

借金じゃなくて、円建ての日本国債を購入して所有している日本国民の「資産」の額ですね。敢えて言えば国債を購入して貰っている日本政府の借金であって、国民1人当たり何百万借金してると言う話ではないですね。アホらしくて熱くもなれません。財務省に騙されるのも、ええ加減にしいや、カスマスゴミ。ホンジャこの辺で。

2020/10/18 (Sun) 22:25

お伽噺  

忖度疑惑(んなもんあるんか)

まぁ、その藤原某記者の無能ぶりは確かですが、維新寄りのサンケイのこと、確信犯でデマカセ記事を上げる記者は居るでしょう。
 橋下徹氏の府政と市政は「お金のプール論」すなわち子供のお小遣い帳会計です。法律を専門とする分、本当に経済には無知ですね。老人たちが市営バスの50円徴収の異議を申し入れると「そのお金のお陰でお孫さんたちの小学校に冷房が導入出来たんですよ。」万事がこんな財政策です。恩恵を受けた人たちからは支持されるでしょうが、そのウラは必ず犠牲者もいるわけで、「オレ様はやり繰り上手」のつもり。当記事は明らかにそれの忖度と断定します。ここまで無知であれば当然平蔵の言いなりでしょう。

2020/10/18 (Sun) 22:49

(名前不明)  

 いつも為になる配信有難う御座います!
この財政、貨幣論の問題は、国内問題の中では、トップに扱われるべき問題だと思います。
 この20年以上にも渡るデフレ(国家、国民の貧困化、国力低下)の根本原因の“経済学の過ち”を残念な事に保守派でも解って無い人が多過ぎます(日本人の美徳の質素、倹約、借金嫌い、が裏目に出てしまったのでしょう)。 
 ご承知のとおり、MMT(現代貨幣理論)は自民一部のみならず日本第一党、民民、れいわ、にも理解が広がっていますが、      この“経済学の過ち”を反日リベラルに先を越されて指摘された場合、(国、国民を重んじるはずの)保守派の面目は丸潰れではないでしょうか?
〔そうで無くとも、倒れずにすむ企業、国民がコロナ禍との複合災害で日々倒れて行きます〕
 この問題は大阪都構想問題が片付いたら、是非ともキャンペーン張ってでもやって頂きたい!

2020/10/19 (Mon) 13:32

覚醒夫人  

だから菅政権がいまいち信用できないのです

首相アドバイザーに何と右顧左眄の大王、高橋洋一氏と、派遣社員化で日本貧乏化の首謀者、竹中平蔵氏を菅首相が指名した真意はどこにあるのかといつも思うのです。

もしや国民が嫌いなこれらの人々をわざと入れてとことん討論させる、そして国民の反応を見て、政策の方向性を見定めていくのではないのかと。

そしてこのコロナ禍のために、中国から出て行った日本企業は主として医療品産業だけだと聞いています。逆にトヨタやホンダ、日本電産は中国にもっと投資をしていくということです。どおりで経済界と強い関係を持つ親中派の二階幹事長にとっては如何なる批判も痛くも痒くもないわけです。

最新の自民党のポスターには、菅首相の写真と共に、「国民のために働く」とあります。
この政権の人事と動きをよぉーーく見ていきたいと思います。


2020/10/19 (Mon) 13:38

(名前不明)  

未だ、「国の借金が大変だから緊縮財政だ~」と思っている方へ
 タイムリーにMMT(現代貨幣理論)の提唱者ステファニー・ケルトンが東洋経済社に“日本経済への提言”('20.10.19)を載せていたので紹介します
   ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

https://toyokeizai.net/articles/-/381264?display=b

2020/10/19 (Mon) 23:00

横浜の猫爺  

くにのぉ借金

うちは4人家族(例えば鈴木家)です。求められたので、隣の親爺(例えば田中家)に100万円貸したら、ある日、田中家の親爺から、鈴木家は1人あたり25万円の借金がある・・・てな、意味不明のこと言われたようなことかな・・?

猫親爺は100万円出して日本国債を購入した。BS的には、右側(債務)に政府の借金100万円、左側(債権)に日本国民の財産100万円。ここで財務省は、国民一人当たりの借金がぁ・・と、100万円出資した日本国民の猫親爺を、債務者にした。なんで・・? 頭悪ぃんか・・?

この理解でいいんだよね。たぶん・・

新聞って、おバカなの・・?

2020/10/20 (Tue) 00:24

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