公共工事は慎むべき。死人が出てる台風を前にわざわざ言う?日経新聞も日本国民の敵やな。

自転車小


 やはりと言いましょうか、時間が経つにつれて今回の台風19号の被害がとんでもないことが露わになって来ましたね。そして一昨日も書きましたが、民主党政権時代の事業仕分けで防災予算も大きく削られたことも、ばんばんネットには上がっています。そして、何と民主党が政権を取ってすぐの時に、いきなり潰そうとしたけれど、何とか復活して今建設中やった八ッ場(やんば)ダムが、ようやく完成間近になっていて、たまたま今月から試験湛水を始めていたところやったというニュースを知りました。

 何か月もかかるはずのダムの水位が、今回、数時間で満杯になったとか。もしこのダムができてへんかったら、利根川でもあちこちで氾濫が起きてたかもしれんと思うと、ぞっとしますね。そして一方では長野県の千曲川流域で数多くの氾濫が起りました。被災地の人たちには心からお見舞いを申し上げますが、長野県は田中康夫知事の時代に「脱ダム宣言」なんかをしてて、ダムの整備が遅れていたんですね。

 そしたら今日、「国の借金」はウソ、緊縮財政は間違い、とずっと言い続けてはる高橋洋一さんのツイートで、今日の日経新聞のとんでもない記事を知り、怒りに震えました。<「もう堤防には頼れない」 国頼みの防災から転換を>という記事です(有料)。記者の名前も晒しておきましょう。久保田啓介編集委員とか。アホですね、こいつ。

 <堤防の増強が議論になるだろうが、公共工事の安易な積み増しは慎むべきだ。台風の強大化や豪雨の頻発は地球温暖化との関連が疑われ、堤防をかさ上げしても水害を防げる保証はない。人口減少が続くなか、費用対効果の面でも疑問が多い。>

 え?今、これだけとんでもない被害が出てる中で、この記事を書くか?久保田くん?!お前は人○しか!?と私はカッカしてしまいますが、高橋洋一さんは冷静でシニカルですね。こうツイートしてはります
 <さすが日経よく読むバカになるクオリティ笑。費用対効果は抜群にいいぞ。でもよめ>と。

 日経の経済記事を読むと必ず間違う、とは多くの人が言うてますが(笑)この日経の記事はホンマに酷いですね。
 <南海トラフ地震や首都直下地震に備えるには、津波の危険地域からの事前移転や木造住宅密集地の解消など地域全体での取り組みが欠かせない。それを進めるにも市民や企業が「わがこと」意識をもつことが大事だ。>

 「わがこと」意識って、、、、ホンマにテキトーなことを書いてるな、この久保田なんとか君。地震対策なんて、国家的事業でやらんで何ができるというんや。そして、挙句の果てに、ある有識者会議では「自らの命は自ら守る意識を持つべきだ」と発想の転換を促した報告が出された、と書いています。もうひたすら財務省の緊縮路線を守るために、今回の災害で防災予算を上げようという声が国民から上がってくる前から牽制してることは明らかですね。日本国民には何の役にも立たへん新聞やな。いや、もう国民の敵やな、この新聞も。

 日本列島は太古の昔から災害列島ですね。水害もその一つ。日本人は大昔から国家事業として「治水」をやってきたわけですね。そういえば日本には古墳が16万基あるんやそうです。そして日本にはため池の数は20万個もある、と。古墳というのは、こういうため池やら、灌漑用の施設を作って掘削された土を盛ったものや、ということは最近知りました。

 まあこの久保田君にしても、財務省のお役人にしても、そんな昔の歴史はどうでもええことでしょう。新聞社にとっては財務省にヨイショすることが第一、財務省のお役人は財政法をしっかり守って、「財政均衡」という無意味な原則を守って、組織と上司に忠誠を尽くすことで、今と将来の約束された地位を守ることが一番大事なわけですね。

 そうして日本国民はいつまで経っても災害のたびに多くの人が死んでいく、と。あかん!私ら日本人はもっと賢うならんと、命が危ない!

※これを書いて念のために調べてたら、びっくりする話が出てました。
■時々紹介させて貰うてる「ぱよぱよ日記」さんの記事から(リンクだけ)。
■そして同じく時々紹介させて貰うてる「パチ倒さんのブログ」でも、似たような話がありました。

【追記10/15】私としたことが(笑)二階堂ドットコムさんをチェックできてなくて、今見たらすでに多摩川の件、いっぱい上げてはったのでリンクを貼っておきます。
 例によって怪しい人たちが河原を不法占拠してた、と。そんな土地が何で売れるんや?と思たら、あ、やっぱりあの川崎市でした、と。しかもそこの住民はずっと堤防建設に反対してた、と。ホンマにただひたすら迷惑な人たちやな。

【追記10/16】藤井聡さんが、この日経新聞の犯罪的な記事について、徹底的に追及する記事を上げてくれてはります(『防災対策、行政頼み限界』(日本経済新聞2019年10月14日記事) に対する疑義表明と要望を、公開差し上げます。)。いわゆる公開質問状やな。返事できるんかな?日経。

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ナニワの激オコおばちゃん
Posted byナニワの激オコおばちゃん

Comments 5

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ナポレオン・ソロ  

覚醒とは、お任せ主義からの脱却を嚆矢としますが・・

07~12年の時代、多くの国民が、マスコミに民主党と言った、在日・
反日勢力を全面支持して居た時代だった。そして、そんな国民の風潮か
ら、一部の官僚までもが「時至れり」とばかりに、反日活動を公然とし
始めたのではないか、と疑って居ます。

 つまり、官民挙げて「日本を壊す事を目論む勢力」支持だったわけで、
日本国民はマスコミに載せられて、そういう勢力を支持する事が、流行
っていた時期が有った事も忘れてはいけまん。

 然し、その歴史を反省しないで、目先に現れた「不都合」ダケで騒い
でも、それは唯の悲鳴で有り、愚痴でしかなく、現状を改善sる、或い
は、将来に資する、何の反省にもなりません。

 まあ私らの世代も、マスコミに吊られて、学生運動で世を騒がせたる
等やらかしたので、我が身を顧みれば、一方的な批判はし難いのですが、
殊は日本列島の特徴である、風水害を主とする災害対策に関する「国土
保全」ですから、日本人の将来が懸っていると言えます。

 此処は一番、先史時代から、日本列島に棲んで来た民族の総称である
日本人が抱えて居る問題の本質を、確リ知って、我々国民が認識すべき、
今、必要な政治の方向「=お金の使い方」とは何かさえ分ってさえいれ
ば、事態を俯瞰して看る事も可能になり、何を優先すべきかが分って来
ると思います。

 是が分らないので、マスコミに載せられて「騒動屋」の金儲けに引っ
掛って終い、要らぬ、不毛な論争を始める、彼らはニヤニヤしながら、
儲けた金でも、数えて居るのでしょう。

 とはいえ、こうした現象の原因は、我々の政治に対する無関心にあり
ます。 日本は、江戸期に、税制の整備の為に四民を定めて、結果、日
本古来の分業思想を実現化して、定住化を義務付ける事で、労働力の安
定供給を図り国家の財政を安定させましたが、この枠に漏れた一部の人
々は「無宿者」として、差別の対象になりました。

 然し、このシステムが定着するに従い「世の常識」と言う、共通認識
が醸成されて、分業化思想が遍く定着したと思います。 つまり、武士
は武士の枠割を果たし、農民は農民の役割を果たしていれば、世は安寧
になる、と言う考えですが、確かに、民間から刀や鉄砲と言った武器が
殆ど無くなった事で、治安が格段に良くなったのは、日本が世界に魁た
事でしょう。

 然し、弊害もあります、それが「政は、武士、亦は、支配者=お上が
するモノで、民は、その定められたモノを墨守してさえいれば良い」と
言う「お任せ主義」に、ドップリ漬かっていたから、黒船がやって来て
砲艦外交をしたら、江戸は大騒ぎになったのは、寧ろ、当然でしょう。

 この「お任せ主義」が今でも、世を覆って居ると私は思います、我々
の殆どが政治に対して「No idea」ダカラ、そう言った問題提起の本が
売れるのだし、書いて有る事に頭を占領された人間が、読んで居ない人
をバカにする、亦は、良く分って居ないのに風説を創りだす、のです。

 覚醒するって言いますが、実は、そんなに難しくない、現実を一つず
つ、その原因と結果を知って、では、何故そう言う事が起こったのか、
と言う処、つまり、本には書いて居無い処まで、考えが及ぶに至って
始めて本を書いた人と、同じ目線になれるのだと、私は思います。

 そうでないと、読んだ本に、征服されて終いますからね、ならば、
覚醒では無く、頭を征服して居たお任せ主義が、別の支配者に変わっ
たダケだと私は思います。 

2019/10/15 (Tue) 06:31

匿名  

スコットランド戦 イギリスの記事

私”たち”がスポーツや芸術に求めるのは、こうした「良心(よいこころ)」を磨くこと、そうありたい。

https://twitter.com/ynwataiga/status/1183542541511266304
イギリスの大手新聞、The GuardianのAndy Bull記者が書いた。
昨日のスコットランド戦の記事が本当に美しく、詩的で、裏方
さんなどにも光の当たった素晴らしい記事だったので、皆さん
に読んで欲しくてほぼ全訳しました。僕の拙い翻訳で申し訳な
いですが、お時間あればご一読を。

2019/10/15 (Tue) 07:01

彩希  

To 匿名さん

読んで参りました。

アルゼンチン戦とスコットランド戦を2試合フルで見たので少しルールが分かるようになりました。前は、この人達、重なり合って揉み合って何してるんだろ?と思って何の興味もなかったのです。

英国のメディアに日本チームは数億光年先に居るとか書かれて却って不安になりました。南アに勝てなかったらどうしよう😱💦 日本チームの外国人選手達は『君が代🎌』の意味を学んで理解して歌ってくれています。なので日本背負って日本の為に戦ってくれているのが伝わって来ます。

台風で試合が無くなったカナダチームは釜石で台風の後片付けのボランティアしてくれてました。🙇感謝

2019/10/15 (Tue) 10:51

匿名  

To 彩希さん

スコットランド戦は、緊迫するプレーの連続で、気が付けば肩ではあはあ息をしていました。

カナダと対戦予定だったナミビア代表も、滞在先の宮古市で被災者を元気づけてくれたそうです。涙が出ます。

2019/10/15 (Tue) 12:03

ナポレオン・ソロ  

本当に良い試合を見せていただきました

>匿名さん
 私は学生時代にラグビーを齧った事があるので、爾来、ラグビーファンで
すが、正直、スコットランド戦は、もし、勝てても薄氷を踏む様な接戦にな
るだろうと予想していましたが、中止でなくて本当に良かったと思いました、
そうでなければ、ベスト8に勝ち残った意味が半減しますからね、でも、本当
にギリギリ迄、スコットランドは全力で、日本を追い詰めて、良い試合を見せ
てくれました。

 勝った瞬間、飛び上がって喜び、何べんも頬をつねりましたね。

 アイルランドに勝ったと時に、日本の力が4年前に南アフリカに勝った時より
も更に上がっていると感じていたので「勝機は絶対にある」と信じていました
が、何せ、過去の対戦成績が1勝10敗ですからね。 でも、中止で引き分けで、
ベスト8になっても嬉しくないなあと思っていました。

 試合をやると聞いて、嬉しく楽しみにしていましたが、試合が始まったら、
案の定、試合開始早々にトライを決められて「こりゃあダメかな」と思ってい
ましたが、直ぐにトライを返し、コンバートも成功させて同点、内容を見てい
るとモールの集散速度がスコットランドに負けていない、否、寧ろ、日本の方
が早いし押しているし、スクラムも相手がコラプシングの反則をする位、強力
な事を見ていて、是は、バックスの勝負になるな、と思っていました。

 すると、立て続けに2つのトライを決め、ゴールも決めて、21vs7 に、殆ど
敵陣でゲームが進行しているのは、バックスのキック&ラッシュが効果的だっ
たから、それに比べて、スコットランドの動きが、余り良くなかったのは、明
らかに「こんな筈じゃない」という焦りがあるからだと思った。

 然し、後半の20分過ぎから、フォワードの動きが見違える様に良くなって、
日本陣地に攻め込むシーンが増えて、当初の予想通りの接戦になった。

 スコットランドが、2つのトライ&ゴールで14点を追加すると、日本も1ト
ライ&ゴールを追加して、一時は、Wスコアになったけれど最後の6分間は、
1トライ1ゴール「=7点」差で、スコットランドの猛攻で、日本人陣地前で釘
づけ状態、もう、祈る様な気持ちで、時計を見ていましたね。

 名勝負だったと思います、このゲームに勝てた事がどれ程、日本チームの自
信に繋がった事か、両チームの選手の健闘を讃えたいです。

 そして、試合後のインタビューで、キャプテンのリーチが、勝てた嬉しさと
共に、被災者の事を案じるコメントを、そして、外国人のメンバーからも「ラ
グビーで勝てた事は、勿論、嬉しいが小さな事、被災者の皆さんを、僕らの勝
利で、元気づけられたら嬉しい」と、本当に涙が出ましたね。

 「この人外見は外人でも、中身は日本人だなあ」と、思いました。

 台風の悲惨なニュースの中で、貴重な体験をさせて貰いました。
この試合を施行する為に努力された関係者の方々、そして、選手に、満腔の感
謝を捧げたいと思います。

 そして、英訳をしてくれて、英国人の思いも伝えてくださった taiuga さ
んも、元記事を書いた、Bull サンにも大きな拍手を送りたいですね。

 本当に、ありがとう。 28

2019/10/15 (Tue) 18:24

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